若手メッセージ
公認心理師 菊池さん 岩手大学大学院卒業
私は学んできた心理学を活かし地元に貢献したいと考え、岩手県立病院を志望しました。入職当初は、実習経験のない総合病院に配属となったこともあり、分からないことだらけでとても不安でしたが、先輩方に優しくご指導いただき少しずつ業務を覚えていっています。現在は主に小児科外来の心理検査の実施や病棟の認知症ケアチームに携わっており、日々多くの学びがあります。また、県立病院所属の心理師の実務研修会が定期的に設けられているほか、外部の研修会参加へのサポートが充実しており、たくさんのことを吸収しながら働くことができる環境だと感じています。
公認心理師 新沼さん 岩手大学大学院卒業
総合病院における心理師の業務内容は心理検査、カウンセリングが中心的です。心理検査では発達・人格・認知機能等のさまざまな検査を用いて患者さんの心の状態や能力傾向などをアセスメントします。カウンセリングでは患者さんにお話をうかがい共に気持ちの共有や考えの整理を行い、心理的なサポートを図ります。チーム医療ではカンファレンスやラウンドに参加し、他職種へのコンサルテーションとして患者さんの状態や関わり方について助言も行います。
総合病院は診療科やチームが多岐にわたる点が特徴的です。診療科やチームによって求められる役割や知識・スキルの違いを意識し柔軟な姿勢で業務に携わっています。
資格取得者メッセージ
公認心理師 八重樫さん
私は2023年度に生殖心理カウンセラーの資格を取得しました。周産期母子の心理ケアに関わる機会が増え、知識や根拠の地盤が必要となってきたときに、資格のことを考え始めました。必要な知識・技術の取得のため、研修や資格取得を後押ししてくれる環境が整っていたため、長期の研修・試験がありましたが職場の協力を得ながら勉強することができました。生殖医療の資格と言うこともあり、周産期の患者さんへ直接活用されるモノではありませんが、生殖医療を経て妊娠期を迎えた方や周産期での大変な経験をされてきた方の理解や関わりの一助として役立てられています。
ママ・パパメッセージ
公認心理師 橋階さん
私は精神科病院で勤務しています。当院の公認心理師の業務には、心理検査、心理療法、療育相談、集団精神療法(心理教育、家族教室、アルコールミーティング等)、精神科デイケア等があります。幅広い年齢や精神疾患の患者様に関わっています。チーム医療では、多職種協働での集団精神療法の運営に力を入れています。患者様の主体性や背景を尊重し、患者様が疾患を抱えながらもよりよく生活していけることを目指して、支援しています。
出産後は、育児時間、部分休業、院内保育所を利用して働いています。育児と両立ができるよう、職場では業務内容や量を調整して頂いています。充実した育児支援制度と職場での配慮のおかげで、安心して働けていると感じます。
U・Iターン者メッセージ
南光病院 公認心理師 小林さん
私は、心理学を学んで仕事をしたいと思い県外にて学び、10年ほど働きました。ある程度経験を積んだ頃、今まで学んできたことや経験してきたことで地元の役に立つことができればという思いを抱くようになり、また、東北で震災が起きたということもあって、岩手に戻り、現在南光病院で勤務させていただいています。県立病院は、自身の生まれ育った地域のために職務に励めること、他の県立病院間での交流があるので幅広く学べてたくさんの経験を積めることが魅力と感じています。また、子育てなどの家庭の事情にも配慮していただける環境なので、非常に働きやすい職場と感じています。